睡眠の介護
日々の生活では、
覚醒と睡眠、活動と休息が対になり、
一定のバランスをとって繰り返されています。
質のよい睡眠は、
人間の心身の健康・生命維持に、
欠かせない重要なものです。
睡眠のリズムには個人差がありますが、
高齢者は不眠などの睡眠障害を、
訴えることが多くなります。
本人が不眠を訴えていても、
実際は熟睡していることもあります。
本人の思い込みの時は、事実を知らせ安心してもらうことです。
日中の生活状況・就寝前の状況・入眠や睡眠状態、
不眠の原因となる疾患の有無・精神状況・就眠環境、
薬物の服用状況などの睡眠状況を調査しましょう。
不眠の状況を把握し、
安眠の障害となる事柄を除去する対策を考えましょう。
安眠のためには、
日中に十分体を動かし、
規則的なリズムの生活パターンを確立することが大切です。
高齢者は、日中の活動が少なく、
居眠りなどもあります。
このことで夜間に不眠になるという悪循環に陥りがちです。
寝たきりであっても、
心身の障害で行動が規制されていても、
出来る限りの離床をすすめるようにしましょう。
また、室内移動の支援や
デイサービスの活用なども重要です。
就寝前の安眠対策としては、
一日の疲れを取り、気分を爽快にする効果や
睡眠に入りやすくする効果などのある入浴はいいです。
入浴ができない場合は、
足浴・半身浴による足や下半身を暖めることでも、
入浴に近い効果があります。
ひんぱんな尿意によって不眠の場合は、
昼間のうちに必要な水分量を取り、
夕方からの水分摂取を控えるといいでしょう。
テレビや読書などは、
刺激を受けるので就眠前は避ける方がいいです。
コーヒー・紅茶・緑茶などカフェインを含む飲み物は、
神経を興奮させるので就眠前は避ける方がいいです。
室温を適度に調整し、
騒音を避けることも大切です。
いろいろな安眠対策に効果が無い場合は、
医師により睡眠薬を処方してもらいます。
しかし、虚脱・歩行障害・ふらつき、
転倒や骨折など、
服用の副作用には注意が必要です。
睡眠薬を乱用すると、
かえって不眠の原因になることもあります。
睡眠薬の服用は慎重に検討しましょう。