介護に役立つ神経系の病気の知識
高齢者がかかりやすい神経疾患には、
脳の血管に障害が起きる脳血管障害があります。
脳血管障害は、麻痺や失語症など後遺症を招く可能性が高いです。
また、寝たきりの原因にもなるので、
早期のリハビリテーションが重要です。
脳血管障害には、虚血性脳血管障害(脳梗塞)と
出血性脳血管障害(脳出血)があります。
虚血性脳血管障害は、
脳の血管が詰まり、脳に障害を起こす疾患で、
脳血栓と脳塞栓があります。
出血性脳血管障害は、
脳内血管より出血が起こり、脳に障害を起こす疾患で、
出血する場所により、脳内出血とくも膜下出血とに分けられます。
神経が変性することにより起こる慢性・進行性神経変性疾患があります。
慢性・進行性神経変性疾患には、
パーキンソン病・老人性辰戦・老人性認知症があります。
脊髄の異常により起こる脊髄疾患があります。
加齢により頚椎が変性して起こる変形性頚椎症と
腰椎の変性をきたす変形性腰椎症があります。
変形性頚椎症は、運動障害や歩行障害、
知覚異常・感覚低下などの症状があります。
変形性腰椎症は、歩いている下肢がけいれんしたり、
異常感覚や脱力感を感じます。
通常は短時間の休息で回復します。
他には、脊髄から通る末梢神経の異常により、
四肢の運動障害や感覚障害が症状として起こることがあります。
感覚器は、最も加齢による変化が、
明らかなところです。
特に、視覚・聴覚にその影響は強く現れます。
感覚器に起こる老年期疾患には、
目の水晶が白くにごり、
視力が低下する老人性白内障があります。
また、音の聞こえが悪くなる(特に高音域)
老人性難聴があります。